今回は、和室を洋室にし、縁側を和室に取り込んだリノベーションをご紹介します。
ご夫婦二人で過ごしていたいで、娘さんは家から巣立ち、一人暮らしをしていましたが、突如難病が発症。
体が不自由になってしまった娘さんの部屋を作りたいという要望を叶えるリノベーションです。
施工前
玄関から階段の方を見た画像です。
階段の横は階段下納戸、右に折れてその奥に6畳和室がありました。
施工後
施工後納戸はそのまま納戸ですが、一部個室用のウォークインクローゼットとしたため、小さめの納戸としました。
奥の和室は、洋室としましたが、廊下の一部を洋室に組み込み、ウォークインクローゼットの入り口と洋室の入り口を室内で分ける間取りとしました。
施工前
先ほどの廊下から見縦置きに階段下納戸の入り口の右手、奥の和室の入り口です。
施工後
廊下の壁をくりぬき、ウォークインクローゼットの入り口とし、和室は洋室の変わりました。奥の壁から光を取り込みたいという希望でしたが、筋交いがあったため、筋交いを避けるように窓を設置することを提案。明かりを部屋の奥にできるだけ届かせるように、高窓としました。
施工前
扉は元の和室の出入口、正面が押し入れ、右手が床の間といった部屋でした。
施工後
元の出入口を廊下側にせり出し、空間の広がりを作り、納戸の一部をウォークインクローゼットとしたため、室内に取り込みました。
高窓からは空を借景として取り込め、明るい部屋となりました。
施工前
床の間が二つある和室でした。床の間の脇には腰窓、上部に高窓がある部屋でした。
施工後
腰窓、欄間窓についていた障子は撤去し、押し入れなどがあったスペースは柱を取り除き、一つの空間として、広い洋室となりました。
壁に飾り棚を高さ違いに設けることで空間に遊びと変化が生まれました。
隣の和室の一部を取り入れ、6畳和室から、10畳洋室とウォークインクローゼットを備える娘さん用の個室となりました。
施工前
縁側から南側和室。奥に見える4枚引き違いの襖は、洋室に変わる和室の間仕切りとなっている襖でした。
施工後
南和室の奥1.5畳は洋室に取り込んだため、狭くなった和室を南にある縁側を和室に取り入れ広さを保ちました。
右に見える障子は増築への出入り口です。
施工前
南和室から縁側の風景。縁側は増築への渡り廊下の役割も兼ねてました。
縁側は玄関にも直接アプローチできました。
施工後
縁側から玄関へのアプローチは出来てくても良いとの事で、縁側を和室の一部に取り込みました。
増築への出入口は、そのままこの和室から出入りすることになりました。ここの和室は仏間のため、用途としては複数の方が出入りできる和室として、また、お客様が来た際の客間として利用するそうです。
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